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対談形式の作家自身による作品解説
2021/05/03 投稿者:マーマレード おすすめレベル:★★★★
同時に著者の芸術家半生記。
小学生の時にすでにガロを愛読していたとは早熟というか老成ぶりになんとなく納得。
芸術の素養が無い私には彫刻より和紙に描かれた食材の水彩画が取っ付き易かった。ハヤシ&カレー図の料理は実在した事に驚き且つこの何とも言えぬセンスにくすぐられる。
時々出てくる愚痴も嫌味がなく品があるのがご愛敬。
美術だけでなく演芸・古典文学・アングラ演劇・映画などに嗜好興味がる人にもお勧め。
ミュージシャンでもあり料理についても一家言ある氏の名曲「炊事節」はSDGs食品ロスの絶好のアンセムだと思う。
本体1800円
B6判並製 304頁
初版:2021.02.10
帯文:島本慶
装幀:井上則人
わずか数日の会期の為に、コツコツと造り続ける……
そんな日常と創作の哀楽を「掛け合い」で綴るモノガタリ。
1986年~2019年の間に開催した個展の一風変わった記録の書。
芸術嫌いな人でも読める「笑って泣ける作品集」!!
著者の上野茂都氏は、ゲルニカで戸川純氏とユニットを組んだ上野耕路氏の実弟で、音楽方面でも知る人ぞ知るミュージシャンです。本書も上野氏の作る歌同様、クスッと思わず笑ってしまうユーモアとペーソスのきいた、とても読みやすい文です。
〈上野茂都プロフィール〉
1961年、千葉県出身。
多摩美術大学にて彫刻を学ぶ。都内画廊を中心に作品を発表。
彫刻、絵画、講師等、美術に関する活動は本書にある通り。
1992年、音曲集団「つれれこ社中」に参加。歌と三味線を担当。
現在はソロで活動。CD「唄草子」「めしのしたく」「別天地」等。
作曲家・上野耕路は実兄。映画音楽、TV主題歌などで共作。